<絣 かすり>2013.3.28.

絣 ものすごい薄い桃色に染色し、くくる。

高さにあわせて椅子をつくる。

百亀甲 飛
上へ上へと括ってゆく。 この経糸(たていと)を巻く枠<カスラー>の部品がいかれてきている。予備用に、もう一台買いとったので、部品がなんとかなった。

この後、これまた薄い藤色に染色。

二色目 藤色 2013.3.31
色を重ねてゆく その後、茶色に染色と染色していく。(のちに掲載)
飛 三色目 
総柄の約3分の1くらいの くくりです。2013.4.1. この後、さらに濃い色に染色します。そうすると三色の絣ができます
地色 同左
糸の順番をくるわないようにするため木綿糸をかけておく。  
くくった木綿糸をほどく。 左右に仮縛りをつけておく。
柄をあわせ基準墨をこの後つける。 みえにくいが三色の絣となっている。

 

絣の色のことを<めいろ 目色>とよぶのだが、

三色くらいが、手つむぎ糸の限界ではないだろうか、というのが

染色部門のプロの意見である。

リーマンショック以降、三色仕上げの絣がイッキに減少。

2013.3.になって、また三色仕上げの絣が復興の兆しをみせている。

織元は、糸が手に入らないという窮地にいる。

糸(手つむぎ糸)は、本場結城紬(結城紬)の最も特徴的な部分であり、

手つむぎ糸の後継者不足がまた浮き彫りとなった。後継者育成は難航するだろう。

結城紬の命は糸(手つむぎ糸)にある。

ただ、うしろをむいても意味が無い。生産のラインが

ズタズタになるというのは、もう覚悟のうえで生産しているわけだから。

絣三色 基準墨をつける  
基準墨 中央の白い線が基準墨 あとはほぐす。その後、柄合わせする。後掲載

絣くくり10年目、人それぞれ、くくりにも癖(くせ)が必ずある。

癖を利用するという技もある。例えば、やや右曲がりならば、墨つけの

だんかいで、やや癖のぶんだけずらして墨つけするなど。2013.4.5.

北村 陵

柄あわせ の作業風景
同上

柄合わせ 

柄合わせ していると服に糸がひっかかると、まずい脱ごうになり、気がつく。床も寒い。ユニクロのジャケットの宣伝ではないが、ユニクロのファスナーは案外、糸にひっかからないくらい丸みがある。脱がないとまずいという場面が少なく、作業終わってから、あれ着ていたのか、になる。

柄合わせ 作業後

 

絣作業 伝統工芸士まで後3年、自分ひとりの確立された仕事といいきれるには4年かかる。

保持会員まで11年かかる。

不安定な時代なので、思い通りにはいかないと思うけど。

2013.絣