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  2. 植物デザイン独学の研究 仮タイトル

    植物について、ふと勉強してみたくなり、最近、ホームセンターや花木センターなどにいくようになった。未完成おおきものがあると思うが、独学を重ねてみたいと思う。植物学からせめていくかデザインでせめていくか決めていないので植物デザイン独学というタイトルにした。ひとまず、植物の観察からはじめてみる。完成はおそらくこない分野であると思う。 北村陵
  3. 松竹梅  しょうちくばい いちれい について
    • 松竹梅 ショウチクバイ を例にとってみよう

     

    • 松竹梅は日本の文様として親しまれてきた。とくにこの三つをひとつにすると縁起物にもなる。それぞれの植物として、この三つが特長的であり、また、三すくみの関係にある植物ともいえる。いわばジャンケンの構図になっている面がある。

     

    • 松 でいえば、樹齢と鋭い葉っぱに比重をおく。とくに、絵や盆栽でもこの二つの点を観察すると、植物として興味深い要素をもっていることも感じられる。美しい針のようなシャープな葉もさることながら、とくに樹齢を増した松は、枝ぶりが力強く、表皮も独特で、ゴツゴツとして肉食動物の強靭な肉体のようである。赤松は、女松ともいわれ、黒松は、男松といわれる。赤松は、枝ぶりが女性のようにしなやかに伸びて何処と無く官能的な松となるため、黒松、男松には無い枝の伸び方をする。一方、黒松は、樹齢を増すと、枝が太くなり、黒い枝に苔がのることもある。凛々しい姿は、戦国武将が甲冑姿で仁王立ちしているかのような堂々したおもむきがある。
      黒松 (男松) 赤松 (女松)

     

    • 竹 でいえば、まっすぐにのびていくイメージと重ねて、古くから、何かしかの素材に使用するために出来たかのような茎の部分は、皿に使われたり、箸として使われたり、また電気と電球で有名な発明家のトーマス アルバ エジソンも日本の竹をみて電球の素材にすることを思いついた。また燃やせば極度の高温状態をつくることができる。焼物の世界では、松のほうが独特な色(釉薬)が焼物につくために、距離はおかれてはいるものの、いまだに用途多彩で可能性大き植物である。絵やデザインにするとき、構図は、真っ直ぐな茎と節感(ふしかん)、涼しげな葉、品種によってはササをメインに構図をつくる。タケノコも親しまれてきた日本では、捨てる部分は無い植物である。
      しなやかさと軽さの機能性で日用品として活用される竹 紬道具 つくし で使用されている竹

     

    • 梅 でいえば、松と竹にないものは、花の美しさにある。葉は松のような突出した特徴のようなものは無いが、常に、花と果実のさまたげにならないような遠慮気味のしたたかさがある。枝は、松と竹のように一回切断すると再生してこないという枝ではない。サクラ切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿という言葉のように、こういう枝の伸ばし方にしたいと思えば、余分な枝はおしみなく切り落とす。絵やデザインでは、果実がなる姿より、花が咲いた姿のほうが多く用いられる。紅白の花を咲かせるなどの梅の愛好家がいるが、寺にあるような古木は淡い色の花が本来の色であろうかと思う。
      赤い梅の花 白い梅の花
    • 次に 次は、葡萄や菊といった日本の文様として長いキャリアをもつモチーフをとりあげる前に、独自の植物の構図についてのオリジナルデザイン学の披露を試みる。

    • 2015.4.8.北村陵