1. 糸とり道具 改良型糸とり道具 本場結城紬 北村織物

  2. 改良型糸とり道具  
    従来型 糸とり道具 従来型 糸とり道具 簡易型

    糸とり道具は従来の型であれば、きびがらを三本たてて、糸とりするが、改良型は、破損性の高いキビがらを必要な箇所だけ使用し、破損後

    の修理を最小限におさえることができる。ちょうどまわりの三本にだけキビがらを使用することで、破損後修理のキビガラを最小限で済ませる

    ことを実現した。従来であれば九本のキビガラを使用するが、改良型は三本のみである。オーダーで理想とする糸とり道具をつくる。

    見た目は、従来通りのものが美しい。私の場合、道具への理想は、外見ではなく、機能性と破損後修理を少なくすることを糸とり道具に求める。

    破損しやすいキビは手に入りにくいので破損は最小限にする目的がうまれる。

    さらには、みためにこだわらない場合、おボケという糸をためていく桶状の器ものは、従来の職人が加工した重厚感ある木製から、安価におさえた

    ダンボール製、さらには本来は適度な大きさの大量生産されているバケツを使用するなどの工夫によって、道具を安価におさえることができる。

    見学を重視した実演などは、従来の正式な形状の道具はふさわしいといえるが、つむぎ生産は、あまりにも道具にこだわってしまい、

    何がしたいのかわからなくなり、道具をかわいがってしまって結果的に技術がのびないといった本末転倒現象の場合もおこる。生産することが重要であり、

    それらの道具の工夫はあくまでも、その生産に集中して取り組める環境づくりのいっかんである。技の完成をみてから本格的な道具にこだわりを

    はじめるべきであり、いきなり重点をおくべき優先事項を間違えてはいけない。糸生産のはずの本末転倒はさけなければならない。

    本場結城紬 北村織物