糸づくり実演

私の妹にも糸づくりをみせたことがあります。おばあちゃんが

やっているイメージが強いそうです。

糸とりは男性はやりません。

唾液が女性のほうがいいといった意見があるようですが

女性しかやらないうえに、糸とりできる男性は私は知りません

織元は唾液が女性かどうかより、糸とりの作業人が、<胃薬>を

つかっているか否かを気にします。

どんな状況下でも、すぐに使わない糸は<染色漂白>をかけて保存するのが

一般的といわれています。

   

やや遠い位置ではほぼ無地帯ですが絣を入れています

新作の帯です。蚊絣をほどこしています。オリンピックで<市松>が有名になりました。エンブレムの市松は北村織物では過去に他にも制作しました。

オリジナルで制作したものです。余談ですが、結城紬の図案とデザインの習得者は、いまだに私の父のみです。2016年の新年、保持会のデザインは北村織物のみオリジナルの絣を図案にし制作したので委託していないのでデザイン料がういているのでその分、もらいたいものだ、といいます。しかし考えてみれば、私の父の世代は60歳以上であるからメールが開けるだけですごい方です。

化学染料で新作を制作。こちらも肉眼では縞ですが、杼を使いわけて2色の黒と黒緑といったらいいのかその二色で格子柄になっています。こうした着物は実は昔は現在よりはるかに多かったと思います。現在、ここまで布にめがとおる方はイギリスの紳士服なども好みではないでしょうか。

縞にみえて格子柄

黒濃淡

草木染 茶に注目

茶は左はしの二綛がやや黒く茶が二色ここにあることがわかりますか

また中央に思川桜の糸をいれてあります

他人の評価ほどあてにならないものもないですが、

化学では<可能>な濃淡の差と、

草木では<可能>な濃淡の差を

いまだに私はさまよっています。

ですが、できるところまでつきつめていきたいです。

高尚な結城をめざして北村織物は挑戦し続けます。

北村陵

 
2008年に再現した格子柄の着尺
 
 
珍しい糸切り替え方法で縞はいくらでも変化していく
目標は、とかきかれることがあります。人物でいえば自分の父ですが、全力で戦うことです。