つむぎ 全国 昭和写真

結城紬 結城紬

藍染

結城紬が藍染めが盛んであった頃、どのようにもろく美しい手つむぎ糸を繰り返して藍染したのか という疑問をもつ紬ファンは多い。こうした疑問は迷宮入りしかけているが一向に手がかりがつかめない。古書からみちびける疑問であるとふんでいたが、多くはドイツ(ヨーロッパ)の藍と同じ色に染める化学染料の研究にピュアインディゴ(純粋な藍 という名称がつけたらた)という、藍の色と同じ正確な化学式を完成させた。これは大きな発見であった。しかしこれは研究のすえに研究者がみちびいたというより、失敗したもののなかで偶然発見されたものであり、その発見は、紺色に染める染色史を180度変えるものとなった。藍は世界で美しい紺色になることで知られていたが、特にあつい国のインドで栽培される藍は色が濃く出るために、世界でもてはやされインドの藍は世界を制した時代があった。ヨーロッパはこうしたインドの藍とその複雑で手間のかかる紺色をもっと簡単に染める方法はないのか化学の世界にその可能性を見出し、世界の染色は、ピュアインディゴの発見によりまたたくまに藍から化学染料へと切り替わっていた。それと同じく結城もこの染色史になぞられていく。しかし、肝心なことは藍染めから化学に変わる変遷ではなく、手つむぎ糸を紺色に染めあげている藍染の結城の時代の技術力の謎が知れないことにある。さらに資料がみあたらないうえに、現存する藍染めの結城が極めて少ないということも、それらの時代を知る手がかりを少なくしている。

 
越後上布 越後上布
越後上布 越後上布
越後上布  
雪ざらし

川ざらし

川ざらし、雪ざらし、海ざらし 化学漂白剤が出回る前、布をさらに白くするのはどうすべきなのかを先人は探した。強い紫外線とオゾンのチカラ、天然化学反応を得る必要があった。沖縄のような海が近くにあるところで海ざらし、海面すれすれに布を張る。新潟県の越後上布で知られる麻の産地では雪の上に布をおく、これを雪ざらしとよぶ。奈良、京都の県境にある木津川では古くから川ざらしがある。またこの近くでは茶畑の上にも布を張るのである。これを丘ざらしよぶ。

黄八丈 黄八丈
黄八丈 黄八丈
黄八丈 大島紬

大島紬

大島紬の泥染をおこなう昭和写真