検査について

検査の資料


検査制度を変更した奥澤武治氏は、他の組織の会議の結果にて、その変更に至ったという経緯を述べ、責任は私にはないので、会議を行った織物協同組合の役員各位にきいてもらいたいと言った。その経緯も結果も意見収集すると、奥澤氏と役員の答えが一致しておらず、まったく腑に落ちないものであった。検査は、理事長が奥澤氏がなっており、知人に結城紬を売る場合、検査の証紙をはることができるが、これも奥澤氏が理事長となって会議し認めるかどうかを決議する。認められない場合、高額検査料金を請求する。それも年間で数を数えられる数と決めてしまい、その他、卸商組合という地元問屋のハンコがなければ検査を受ける際、やはり高額検査料金を請求する。奥順株式会社の社員は社長はすごい方です、とほめたたえているようである。私はすごいと思ったことがないので彼らの気持ちはわかならい。例えばこれから結城紬を産業として、または未来の生産者のためにより良い環境を残そうと考えている織物協同組合のものが、このような検査に関する一方的解釈で、今までのあり方をかえて承認するとは、私には思えないのである。産地問屋は生産者に注文を出すことで本来の問屋の機能を担っている とはじめていえるが、実際には、在庫過多という状況であるのか注文をほとんど出していない。問屋の思惑は、在庫過多であるから、生産者なども自販している現況に一人でも多く自分の顧客と搾取したいのだろう。消費者にいままで検査制度の厳しさは織物業界で日本一であるというキャッチフレーズとともに、実際にそのくらい厳しいのが結城の検査制度であった。消費者に基本的には合格証紙と織りが何であるかという証紙を、基準に消費しやすい環境を整えてきたが、この証紙の権力をすべて卸商組合の管理下におくこととと、証紙のないものとの差をつける狙いがあると思われる。ここまで私は誰に責任をとってもらうべき案件なのかわからないでいる。そしてこうした環境で私は伝統工芸士を取得目標の今年、のちの後継者や若者に、環境がいいのであるからついてこいとは、到底言えない。年間千反位に激減している。不自然な、ひとつの判断で産地が滅んでいく姿をみるのは私はつらいのだ。

私はだれもが生産者になったとき結城紬は努力をかさねるとけして裏切らないものだとつむぎに教えられてきた。北村陵