コンビニ夜勤と伝統工芸士・北村陵
2016年12月の終わり頃に伝統工芸士の合格通知書がきた。私は、コンビニ夜勤をこの資格、伝統工芸士をとる前に、履歴書にこれといって有利になるような資格がなかった。幸いなことに、コンビニ夜勤先は、私は逆スカウトでやることになり、履歴書はそれほど重要なことではなかった。アルバイトの世界というのは過酷で、正直、コンビニ夜勤というのは、体の負担が昼間と違い、疲労回復が遅く、寝てまばたきしたら6時間もたっているということもある。それだけに給料は良いかといえば昼間に少し上乗せされている程度で、例えば、夜勤の新しい人材で若くて意欲のある、体力もある、というようなものが出てくるとたちまち、オーナーから、明日からいい人材がみつかったので申し訳ないが来なくていい、と戦力外通告をうける可能性もある。そういうときに、そうした差をうめるのは、日頃の挨拶や労働への信頼度である。まず、こなすべきことを教えられ、それを無駄のない動き(労働)とお客様への信頼度を勝ちとり、ポジションを常に保持しなければならない。これが例えば、履歴書での選考というものがあった場合、伝統工芸士を取得しているのといないのとでは、あなたはいままでどのように生きてきたのか、という問いに答える答えが全然異なるものになる。私は20歳で12年従事して32歳で取得しました、というのと、家事手伝いをしていました。というのでは明らかに前者が有利になる。ただ、ご存知の方はいるかもしれないが、コンビニ夜勤は過酷で常に人材が不足している。そのため、ものをいうのがキャリアである。経験済みだとある程度、優遇される。私はもう織物ではダメだ、というところにまで追い込まれたら、またコンビニ夜勤をこなすだろう。それと、私は見習い10年目ですだの、どこどこ織物のうん代目ですといったところで他所の職場で認められたり、尊重される可能性はないに等しいことを覚悟したほうがいい。ここで得られた教訓は、いかに早く、その道を志すか、つまり目をつけた、はやさの有利性を言いたかったのである。これから、なにか目標を持ちたい方の参考にばればと思い筆を持った次第である。2017.1.8.