ふるさとを見直す絵本3 おかいこさま  むかしの「蚕飼い(かいこがい)」
文・みなみ信州農業協同組合 絵・肥後耕寿
機械化、大量飼育をされていなかった明治、大正、昭和初期の「蚕飼い」の話を通じて、先人の苦労と知恵を学び自給自足の大切さと「くみあい」設立の原点を考える一助にしたい、という企画で、物語は地方の方言がおしみなく会話で登場し、方言の意味が絵本中の下記に意訳がでてくるがそれが協力をいただいた方が60歳から85歳の方からより深い取材で物語が構築されていったのであろう。とくに私が共感をえる文章を引用すると 子供の頃はお婆さんの糸とりやハタ織りをしているそばで遊ぶもんだなむし というところである。私は小学校1年でとなりに住む幼馴染がいた。お互い場所が場所だけにいききも多かった。その子と遊ぶと私の自宅では、人が全然いない母屋とひとが集まる仕事場になっていて、ちょっとした学校の宿題は、母が機音をたてて仕事をしていてそのそばに二人ならび、宿題をよんでは問題を出してもらったりしていた。家内制手工業のまえに自給自足の形というのは私の祖父祖母は自宅よこの畑でとうもろこしや大根を育てていて夕暮れまで姿があって家に帰ってくるまえに、私をよぶ声がしたものだ。そんな世代はもういなくなろうとしている。