手縫い文化の探求・手ぬい職人のカンどころ

熊谷フサ子

Twitterで藍甕のおつうさんから拝借したものであるが、図書館に寄贈しようとして拒まれたとのことだが、中身はしっかりしている。例えば、過去の月刊染織α(アルファ)とつくりが似ているが、中身がしっかりしていても月刊染織αも図書館に寄贈しようとして拒まれるのと同じで利用者の少ない専門分野でたとえ高評価で高内容であったとしても図書館は利用者の数を優先する。とくに後半の寸法付き図解は、絣の職人である私の立場からみるととてつもなく絣の価値があり、その絣の価値が高いというのを全然知らない人に伝えるにはどうしたらいいか、とかとにかく言い続けるしかないみたいな雰囲気がある。この著書は本のタイトルに決して絣とはうって出ていない。ただ絣を仕事にしている人がみたら著者は目がこえているんじゃないかとかそういうカンどころでみてしまう。