おまきと機巻き機について

おまきについて

地機(じばた)の経糸(たていと)は<おまき>という道具に糸を巻きつけていきます。これは上記のような木製で使い勝手からおまきは金属になることはないと私は思います。 

機巻き機について

おまきにタテ糸を巻きつけていく作業で困るのが<固定されていないこと>と<巻いていく方向の逆回転をしてしまうこと>の二つです。私がつむぎ道具の秘密をこれまで公開してきましたが、それは結城紬はまず業界がすでにユネスコ無形文化遺産登録など危機リスト入りをしていてはじめに糸がなくなり今後パニックになるのが現実化しそうなので公開しています。お金になるような質の高い情報を公開しているので本を書いたらどうだとファンにいわれましたが書きません、無料公開が基本です。それで商売に困りませんか、ときかれますが困ります。しかしひとりの人間が困ることより、大多数のまだ知識がない人が困る方がよほど産地にとって危険な気がします。まずここまで考え抜いてかける人はそうはいない自負もあります

さて、昔の人はタテ糸を巻きつけていく作業で困るのが<固定されていないこと>と<巻いていく方向の逆回転をしてしまうこと>の二つを<固定する>と<逆回転を止める>で対処しました。機巻き機(はたまきき)が登場するまえは人がおまきにじかに少しづつタテ糸を巻いていたと思われます。そのなかで固定したほうが作業しやすい、巻いていく方向の逆回転は困ると思い道具(機巻き機)がつくられていったというのが自然な発想だと思います。 最下記の画像にあるように歯車にストッパーをつけること、おまきを固定することが道具に機能としてあれば大丈夫です。木製より鉄骨のほうが長持ちがしますが、道具の風情は落ちます。木製は固定する部分がおまきのとびでた<つの>にあわせてくぼみがありそこにフィットさせ、すきまがある部分に布糸を巻いてぶれを解消します。言っていることはほぼ同じで重要なのはタテ糸が順調に同じつり具合で巻いていけることで、固定と逆回転を防ぐことの二つが機巻き機にあることです。

関連ページ 杼について

機巻きの作業風景

おまきにタテ糸を巻きつけていく作業で困るのが<固定されていないこと>と<巻いていく方向の逆回転をしてしまうこと>の二つです。