絣 (かすり)の全体像と様子 (まず、関係者でないと知らない、教えてもらえない世界)

絣くくり前の様子

 

経絣(たてがすり) 手紬糸が80本〜110本くらい束ねてある。一度に絣くくりできる、くっきりと絣にできるのがこの本数(80本〜110本)である。したがってこの本数内で糸計算する。(逆算する)
この糸の巻かれている道具は、改良を重ねて造られている。生産中止となっているが、カスラーという名称で商品化されたが、一時的需要であったのである。木枠のものもあるが、金属製のほうが絣の、ぶれや糸の縮小の誤差が少ない。 下から上へと括っていく。結城紬の織物(絣)としてみると、この束ねたものが一本一本になり経糸となる。
こちらは緯絣(よこがすり) こちらも経絣と同じく緯も80〜110本の本数でくくる。一度にくくれる本数は決まっている。墨をつける道具、はさみがあれば商売道具は揃う。
車輪をつけ、糸をまわす。そうすることで、座布団の位置で座って絣くくりの作業を行える。大正時代〜昭和時代前期までは、人が移動して括っていた。

漠然とした概要だが、これは企業秘密でもなんでもない。ただ、今までの関係者が説明が下手だったと知らなかったというだけである。

2012.5.北村織物