<結城紬関連情報>

本場結城紬の手織り機 地機 高機 の杼の違い

地機の杼(ひ)、刀杼(とうひ) 同左

地機の杼(ひ)、刀杼(とうひ)

この小管をとおす部分がない刀杼もあります。

これは道具として未完成、というのではなく、昔は地機織りの糸ならしに使用されていた刀杼です。しかしそのような杼は小管(糸)をとおさない空(から)の杼を使用したほうがはやいということで、ほとんど生産されていません。おそらく結城紬資料館にも価値がないため展示していないかもしれません。

同左 刀杼は巾が広いせまい短い長いがあります。 昔のものは巾がせまく、道具の重さによる疲労度 を気にして生産していましたが、巾広く道具の 重量感があったほうが、織物がよくできる (打ち込み具合等)から、巾広の刀杼の生産に 変遷しました。

杼についての調べページ

高機の杼(ひ)、シャトル(投げ杼)
手織り機2種の杼の違い  

その他の結城紬の織機(しょっき)、織り機

卓上織り機  

小物を生産する場合など、巾がせまい小物作りには適している。

ただ、結城紬の生産者はおそらく利用していない。

こちらは、茨城繊維工業指導所に置いてある。

こちらは、いしげ結城紬の機械織りの織り機。

半自動高橋式織機、高橋式半自動織機などとよばれる。

絣を織る場合、自動とはいっても、機械を停止させてから

絣を入れて人が調節する。この手間ひまだけでもいしげ結城紬の

生産者(私は違う)は機械織りとはいえ一反10万くらいの手間賃を

もらいたいだろうなと思ってしまう。

すでにこの織り機は骨董的価値もある可能性もあり、さらに新品

だとしたら

100万円くらいはするかもしれない。

本場結城紬の織元の人は所持していない。この織り機で生産された

ものは本場結城紬ではない。こちらの織り機は、事前に問い合わせれ

ば、茨城繊維工業指導所で観覧可能です。

茨城繊維工業指導所では、事前に見学依頼すれば観覧可能です。

結城紬の全ての織機が観覧可能です。

 

筬(おさ)の違い

ステンレス筬

ステンレス筬 17算 じゅうしちよみ 主流になりつつある筬。結城紬生産で最も使用されている筬。

63羽 ろくじゅうさんば 80,100,160,の筬。17算ともいう。
58羽 ごじゅうはっぱ 縮み用の筬
19算 じゅうきゅうよみ120用の筬
21算 にじゅういちよみ200用の筬

オサは選ぶときに、何を織るのかでオサの目のあらさを注目します。

一般には結城は63羽(ろくじゅうさんば)の平織り用と、 58羽(ごじゅうはっぱ)の縮み織り用のふたつがもっとも数があります。
竹筬の生産においても同じですが、竹筬は巾がとれるものは縮用です。
結城の筬は<絣によって使うものをあわせる>のが一般的です。
絣を織らない場合は上記二種類あれば充分といえます。
尺巾以上の反物 みみうちを出すために
( みみのうちがわの寸ぽう。みみなしでのよこはばを一尺以上出すために)
つくることが多くなった結城は特注筬をも使用することがあります。

筬についての専門書も出版されているようですので併用して知識をつけていくのもいいとおもいます。
同左

ステンレスの筬の図説
竹筬 同左

:

筬は結城紬を織る(80亀甲、100.160.200.)縮など制作する織物で筬目(筬の細かさ)をかえる。竹筬は軽量ではあるが破損する可能性が高い。ステンレス筬は、筬目(筬と筬のあいだ)の間隔が一定で、破損確率もきわめて低い。そのためステンレス筬が主流となっている。竹筬は、生産自体、つくる職人が減少しており、破損は基本的にはなおせない。京都では、竹筬職人の復活や活動などをおこなっている。竹筬は珍しいということにはなる。希少性はややある。

 

糸巻き道具

糸巻き道具
糸車ともよばれるもので、小山市の紬技術支援センターでは、糸車の部分をより滑らかにするために自転車の車輪を使用しているようです。

こちらは織り機道具専門店にはいまだに販売と生産が

おこなわれている。東京ではオブジェとして使用する方もいる。

いまは、小型の糸巻き機(モーター)で巻くのが主流。 こちらも生産と販売はおこなわれている。 後継者育成機関では、糸車の使いかたを指導する光景がみられますが、それは、糸慣れするためのものであり、私は、紬生産者がこちらの小型のモーターで巻いているので、最初からこちらで目をなれさせてさらには糸慣れしたほうがいいと思います。私は、見習い一年目からこちらを使うように言われて、大変な思いで習得しました。この緯糸を管に巻く作業は皆苦手な職人が多いです。糸車にしてもモーター巻きでも姿勢を保てないようです。集中力が足らないだけだと思います。

機巻き用 くし

くし<木材料 サクラ> くし<木材料 つげ>
機巻き用くしは、つげ(本つげ)が手に入りやすく価格も安定しており、さらに使用10年となると色も独特の艶が出る。こだわりの世界かもしれないが、木材料にこだわる必要はあまりない。  

冬場の結城紬の道具と変遷

冬の寒い時期に使用される ねこ 中央に炭、木炭などをいれて使用される

現在は、ねこ ではなく 石油ストーブが主流。

ねこは直火のため、火災の危険性がある。

ストーブは、やかん、鉄瓶をのせれば糸に加湿器を設置する

必要もなくなる。そのため石油ストーブのほうが使用される。

腰あて 木製 欅(けやき)などの大木の木の皮に熱と力をかけてそりを入れたもの である。次第に体にフィットしやすいものへと変遷をたどる。
やがてベルト状のものとなった。
従来からの腰あてに、古い布を裂いて編んだものもある。 こちらも疲れにくく、からだにそいやすい素材といえる。
   

 

糸とり道具の変遷

縮の文献と資料

こちらのURLの後半の補足情報では<撚り機  ニ種>の画像も掲載してます。是非チェックして下さい。

また撚糸機は新品で購入すると100万円くらいで、もとがとれないため、組合単位でも購入する方向にはありません。

<手織り機 高機と地機の違い >

手織り機 高機(たかばた、たかはた)地機(じばた、いざりばた)

こちらは以前まとめた記事です。

織り道具は木素材、木材料はサクラ、樫(かし)、などその道具に適した重さかるさで使いわけられます。ただし、趣味で業務用にしたい場合はそうしたほうが適材適所ですが、こちらもこだわる世界かそうでないかの判断です。

 

地機と高機の違い(1)

 

 

織り地機の説明の動画

 

地機の説明画像ページ

<縮みの文献と資料>

縮の糸、手つむぎ糸強撚糸生産と杢糸生産機の資料

<縮みの文献と資料>2015年に縮の文献と資料強化を行った。(倉持撚糸店取材協力) また撚糸機は新品で購入すると100万円くらいで、もとがとれないため、組合単位でも購入する方向にはありません。杢糸の生産機も同じ理由です。
本場結城紬 撚り機 撚糸機 よりき 全二種 ねんしき ニ種 イタリー撚糸機と八丁式(撚糸機)について
縮の文献からの考察(作成 北村陵 記事作成協力 望月政夫氏)
撚糸機(ねんしき)の考察を望月氏が茨城繊維工業指導所所長から、一旦、退職されて、職員のサポートの意味で、引継ぎされていた時期に、望月氏と撚糸機について資料をまとめていた。ここのページのものや、望月氏のいしげ結城紬の産地がもともと担当していたため、実際にいしげ結城紬の織元のところに一緒に連れて行ってもらって見学したりした。見学させていただいたいしげ結城紬の飯六織物さんは鬼怒川氾濫のニュースがあったときに心配であった。床下が浸水してしまったという。基本的には足を運ばないと情報は地につてこないと思う。ものすごい参考になって、いまのわたしがいる。 また、こちらのイタリー式撚糸機というのは、杢糸生産機のことをさしているのかもしれないといったことで当時の考察は終了したのである。順が狂うが、そのあと、倉持撚糸店さんに長年の取材協力依頼していたものが許可がおりたので、情報強化を行ったという順であった。
稲垣織り機道具ホームページ
北村織物新古品結城紬道具ページ
 

 

2013.11.1.まとめ